ー施工も簡単！手入れしやすい床内装リフォームについてー

世間一般に、フローリング床は水拭きしてはいけないと言われています。

それは、フローリングが水気に弱い木製の素材だからです。

 

フローリング床に水分が残ったまま放置するとカビが生えたり、黒ずむこともあります。

さらに、ひび割れ、反りなどのトラブルを起こしてしまいます。

 

内装リフォームでは床材を異なる素材へ変更できます。

フローリングからクッションフロアや人工大理石など、場所に応じた素材に変えることで手入れのしやすさにも繋がります。

また、床のデザインにこだわれば、お部屋のインテリアもグッと高まるでしょう。

そこで今回は、床の内装リフォームについてご紹介します。主な床材について知れば、適材適所で選びやすくなります。

 

床の内装リフォームに用いる素材について

内装リフォームで定番化されている床材は以下の通りです。

 

フローリング

木製の床材です。掃除や手入れがしやすく、リビングや廊下、子ども部屋など多くの場所に使われています。

そのなかでも内装リフォームを安価にできるのは「合板フローリング材」です。

合板というだけに複数の板を重ねて作られた床材で、色やデザインも豊富です。

防音材としてや防臭効果のある機能つきもあります。なお、施工費用の目安は6帖でおよそ10～15万円です。

 

内装リフォームに少しこだわりを持つ方におすすめなのは「無垢フローリング材」です。

天然木ならではの質感が楽しめます。また、経年変化する色合いを楽しめるのも特徴で、これにより手入れのアラもカバーできるでしょう。

 

無垢材には、オーク材、チーク材など多彩な種類があります。

内装リフォームに取り入れるつもりなら実際に見比べてから選ぶことをおすすめします。

施工費用の目安は6帖でおよそ15～25万円です。

 

フロアタイル

主に塩化ビニル素材で作られたタイルです。

木目や石目調など、さまざまなデザインから選ぶことが可能です。

施工費用の目安は6帖でおよそ6～13万円です。

 

クッションフロア

主に塩化ビニル樹脂で作られた床材です。

こちらもフロアタイル同様に多彩な模様があるため、デザイン性から内装リフォームを考える方にもおすすめです。

また、防水性やクッション性があるため水回りリフォームに適している床材です。

施工費用の目安は6帖でおよそ5～8万円です。

 

カーペット

カーペットは静音性、保温性、クッション性などもある床材です。

小さな子どもや高齢者のいる住まいの内装リフォームに取り入れることも多いです。

ただし、手入れが大変になるので日常的なメンテナンスを重視できるかを考えて取り入れるようにしましょう。

施工費用の目安は6帖でおよそ7～15万円です。

 

畳

イグサから作られた床材です。内装リフォームでは手入れしやすいポリプロピレン製を採用するケースも増えています。

和室の内装リフォームをはじめ、リビングの小上がりを設ける場合にもおすすめです。

施工費用の目安は6帖でおよそ12～20万円と言われています。

 

部屋に合わせて選ぶ

どの部屋の内装リフォームを行うかによって選ぶ床材は異なります。

部屋での過ごし方を考慮して選ぶことも大切です。そのため、床材の特徴を把握しておきましょう。

例えば、キッチンの内装リフォームを考えるなら耐水性と清掃性に優れたフロアタイルをおすすめします。

寝室の内装リフォームなら肌触りが心地良いカーペットをおすすめします。

フローリングは冷えが気になるデメリットもあります。

寝室に取り入れるつもりならば、床暖房も導入した内装リフォームを検討しましょう。

もちろん、床暖房に対応している床材を選ばなければなりません。施工会社と相談のうえ選定しましょう。

 

おわりに

いかがでしたか。完成したばかりの内装リフォームは美しい仕上がりです。

しかし、生活することにより汚れやすくなります。

手入れのしやすさは内装リフォーム後に重要な意味を持つため、しっかり考慮して施工に取り掛かりましょう。