トイレリフォームのポイント

 

トイレリフォームでは既設のトイレを撤去して設置するので、

現在のトイレの仕様を把握することが大切です。

トイレをリフォームする際に知っておきたい、トイレ選びのポイントを紹介します。

 

 

排水方式をチェック

トイレの排水には大きく分けて床排水方式と壁排水方式の2種類あります。
戸建住宅では

便器の真下に配水管が接続されており、排水管を見ることができない床排水方式が多いです。
一方マンションの場合は、

便器の後ろ側で配水管が接続されている壁排水方式が多いです。

まれにマンションでも床排水の場合がありますので、

お家の配水管の位置を確認しましょう。

 

排水芯の位置も確認

各メーカーによって排水芯の位置が違うので確認しましょう。
床排水と壁排水では測り方が異なりますので、注意が必要です。

 

 

トイレのタイプを選ぶ

トイレのタンクにはタンクを外したタンクレスのトイレと、

従来型のタンクがついたタンク式トイレがあります。
タンクレスのメリット・デメリットを理解して、

ご希望に応じたトイレを選ぶことが大切です。

 

タンクレスのメリット

・トイレが広く使える
タンク式トイレからタンクレスに変えると、

トイレ本体の奥行きが10cmほど小さくなり空間が広くなります。

 

・掃除がしやすい
タンクレストイレはタンクがなく、凹凸のないので、

掃除がしやすいです。

 

・デザイン性が高い
見た目がスッキリとし、継ぎ目の少ない形状なので、

スタイリッシュでおしゃれなトイレ空間を演出できますよ。

 

タンクレスのデメリット

・手洗いが別に必要
タンクレストイレでは、必ず別に手洗いが必要になります。

特にマンションの場合は配管作業ができない場合がありますので、

事前に付けられるか把握しなければなりません。

 

・水圧が低いと設置できないことがある
タンクレストイレはタンクに水を貯めず、直接水を流します。

トイレの水圧が低いと使えないことがありますので、事前に確認しましょう。

しかし最近では水圧の弱さを補うブースターや、

一時的な小さなタンクを内蔵しているものなど水圧対策が進んでいるので、

水圧の弱さで設置できないということは減ってきています。

 

・災害時の対応が必要
タンクレストイレは水を流すのにも電気を使います。

停電になるとバケツに水を組んで流す必要があります。

オプション部品を付けることで、停電時にも流せるトイレもありますよ。

また、タンクがありませんので、断水時には都度バケツを用意して流さなければなりません。

 

 

便座の機能を選ぶ

タンクレストイレにはさまざまな機能が付いているので、

同じ機種でもタイプによって機能と価格が異なります。
こちらでは特に要望の多い機能をまとめました。

 

人気の機能一覧

・瞬間暖房便座
使うときだけ便座を瞬間的に暖めて、使用しないときのムダな電力を軽減します。

 

・部屋暖房
温風でトイレルームを暖房します。

 

・夜間ライト
トイレを照らす夜間用のライトです。

夜中でも眠気を覚ましにくい優しい明るさで、便器の位置を照らします。

 

・オート開閉
人の動きにあわせて、ふたの開閉が自動で作動します。

 

・多機能洗浄
いろいろな洗い方にあわせた洗浄機能が選べます。

 

・温風乾燥
心地いい温風でおしりをさらさらに乾かします。

 

・脱臭・消臭
使用後の吸い込み量が自動的に変わって「におい」を脱臭したり、

イオンの力でトイレのにおいの元になる「におい原因菌」を除去したりすることで消臭します。

 

・フチなし便器
お手入れしづらかった便器のフチをなくした滑らかな形状となります。

汚れもすぐに拭き取れます。

 

・汚れ防止
除菌水をミスト状に吹きかけ、汚れをつきにくくします。

 

・自動掃除
洗剤の泡でトイレをきれいにします。

 

・節水
少ない水でもしっかり便器を洗浄します。

 

 

電源のチェック

古いトイレには、室内に電源コンセントのないものがあります。

最新のトイレの設置にはコンセントが必要なので、
ない場合、取り付けの際に電気工事が別途必要です。