洗面所リフォームのポイント
洗面所スペースは古い家でも必要最低限の設備は整っていることも多く、
利用の仕方も昔と大きな変化はないことから、
不具合以外でリフォームの候補になることは少ないかもしれません。
今回はそんな洗面所リフォームのポイントについて
お伝えします!!
洗面所リフォームのポイント
洗面所は脱衣所や洗濯室と共用になっていると、湿気がこもりやすなってしまいます。
浴室に換気扇があっても、洗面所に換気扇を付けることは少ないので、
天井や壁がカビやすく、窓があると結露もする環境です。
また、家にある蛇口の中でも、使用頻度が高いので
蛇口の故障や水漏れ、排水管のトラブルも起きやすくなります。
蛇口は壊れるものと考えておく
蛇口は10年程度持てば良いとされ、20年持てば十分に役目は果たしています。
最近の洗面台はシステム化されていて、大型の鏡と収納スペース、
シャワーヘッドにコンセント付きが普通ですが、蛇口の単体の交換も可能になっています。
築年数が30年程度までなら、こうした洗面台が使われている可能性も高いでしょう。
ところが、メーカーが必ずしも純正品を供給し続けるとも限らず、
メーカー製の洗面台でも蛇口は他のメーカーから供給を受けている場合があります。
そうなると、専用の蛇口が手に入らず、洗面台ごと交換となるかもしれません。
つまり、リフォームで新しい洗面台を入れるときは、将来蛇口が壊れたときの対応を、
事前に考えておかなくてはならないということです。
蛇口の交換が汎用品で可能かどうかで、修理可能かどうかも決まりますので、
事前に洗面台メーカーに確認しておく必要があります。
高さが意外な盲点
洗面台にも高さの設定があって、それによって使い勝手は変わります。
75cm~85cm程度の製品が多く、身長の半分が適していると考えられています。
そうすると、150cm~170cmの身長を想定していることになり、
概ね日本人の平均身長を捉えていますが、家族構成によっても変わってくるでしょう。
家族の身長がバラバラの場合、中間的な数字を選ぶなど、工夫しなければなりません。
高すぎると洗顔時に肘から水が垂れて服や床を濡らし、低すぎると腰に辛くなります。
なお、洗面台の耐用年数を10年としても、その間に子供が伸びる身長を考えれば、
小さい子供に合わせる必要はなく、踏み台の高さを調整してあげれば済む話です。
洗面所の収納は侮れない
洗面所は脱衣所や洗濯室と兼用であることが多く、家の中でも実に小物が多い場所です。
タオル類、洗浄剤・洗浄用具、カミソリ類、ドライヤー・ヘアアイロン、
化粧道具などが置かれ、浴室で使う品のストックも置かれます。
洗濯機があれば、必然的に洗剤や柔軟剤なども置かれますし、
多種多様な物を収納しなければならないため、洗面台の収納だけではとても足りません。
上部に棚を設けて収納するのが一般的な対処方法ですが、洗面台横にカウンターがあると、
下部を収納に使える上に、洗面台の使い勝手も良くなるので検討してみましょう。
湿気に強い内装を心掛ける
洗面所単体でも湿気は発生しますが、脱衣所兼用や洗濯室兼用になっていることが多いため、
どうしても湿気対策が必要な場所です。
また、壁材・壁紙は、洗顔剤や歯磨き粉等が飛び散ることも踏まえて選択します。
単に壁を工夫しただけでは結露が発生しやすく、特に脱衣所兼用のときは浴槽からも湿気が来るので要注意です。
窓がないことも多いので、通気口や換気扇、除湿機の設置などを考えてみましょう。
エコカラットというタイル状の壁材は、調湿効果やデザイン性から人気ですが、
当然ながら施工費が高くなり、一部では効果が薄いとされるので予算次第です。
大阪市の内装・水回りなどの各種リフォームは株式会社J.A.M建築企画にお任せ下さい。
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