失敗しないキッチンリフォームのポイント

 

キッチンは毎日使用する場所です。

せっかくリフォームするなら、より居心地のよいキッチンを目指したいものですよね。

今回は、キッチンリフォームのポイントについてご紹介します。

 

家事の動線を考えたレイアウト

キッチンでの作業をスムーズに行うには、動線を考えることが非常に大切です！

冷蔵庫、シンク、コンロの3点を結んだときに三角形になるよう配置すると、キッチン内の動きが楽になりますよ。

この三角形は「ワークトライアングル」と呼ばれていて、正三角形に近いほど作業効率がよくなるとされているのです。

 

 

キッチン収納は取り出しやすさを重視

収納量が多ければ、必ずスッキリと片付けられるというわけではありません。

スペースよりも使い勝手のよさを重視するように心がけましょう。
古いタイプのキッチンは、多くの場合、キッチン下の収納スペースが開き戸のため、

奥のものが取り出しにくい状態になっていることが多いです。

現在主流の引き出しタイプにリフォームすることで、奥にしまってあるものも取り出しやすくなりますよ。

収納スペースを増やさなくても、収納部分を新しくするだけで随分使いやすくなります。

また、今使っている調理器具の大きさ、量を踏まえながら収納計画を立てることも大切です。

あらかじめ、使用しないものは処分してから考えると無駄なく計画を立てることができますよ。

 

 

ゴミ箱のスペース確保も忘れずに

収納スペースは意識していても、

ゴミ箱を配置するスペースを取っておくことは意外と見落とされがちなので注意が必要です。

せっかく動線を考えたレイアウトにしても、ゴミ箱が邪魔になっては意味がありませんよね。

ゴミ箱を目に見える場所に設置したくない場合は、

収納スペースの一部にゴミ箱がセットされているタイプのキッチンにリフォームすることをおすすめします。

 

 

キッチンのサイズは使う人に合ったものを

キッチンを、使う人の身長に合ったものにすることも重要なポイントとなります。

高すぎても低すぎても不便に感じてしまいます。

キッチンの高さの目安は身長から計算できるとされていますが、

同じ身長でも座高や腕の長さの違いなどによって使いやすく感じる高さは異なります。

一般的には「身長÷2+5cm」が基準と言われていますが、メーカーで決められた計算方法もあるので、

ホームページなどで確認することが大切です。

たとえば、身長をもとに計算した数値が82cmだった場合、この数値を参考に高さを調節してみましょう。

ただし、既成品の場合、80cm、85cm、90cmといったように、誤差を調整できない場合があるので、

その場合は細かく高さを調整できる「造作キッチン」にする方法もありますよ。

このように自分が選んだシステムキッチンがどの程度の高さまで対応できるかを前もって確認しておくことが大切です！

また、実際にショールームなどで作業しやすい高さを確認しておくのもおすすめです。

 

 

設備選びも慎重に

設備は、その特徴や性能を把握して賢く選ぶようにしましょう。

例えばコンロの場合、火加減を目で見て調節しながら効率よく調理する方にはガスコンロ、

安全性やお手入れのしやすさを優先する方にはIHコンロがおすすめですよ。
また、今では定番になっている食器洗い乾燥機ですが、

リフォームの際に「本当に取り入れる必要があるのか？」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

水道代の節約や時短などのメリットがある一方で、

光熱費が発生するため必ずしも経済的だとは限らないという面があります。

ただし、冬の家事を考えると導入の価値は十分あるかと思います。

 

 

 

キッチンが使いやすくなると、料理をするのもきっと楽しくなるはずです！

リフォームを通して、今よりもっと快適なキッチンを手に入れてみてはいかがでしょうか。